スーパーヘビーオンス(21oz)のジーンズとヘビーオンス(14oz)のジーンズの色落ちの特徴とは?
実際に穿き込んで検証しています。
沖縄のデニム工房・Double Volante(ダブルボランチ)の店主・國吉さんに、左身頃に14オンス、右身頃に21オンスのデニムを使ったジーンズを作ってもらいました。
詳しくは、スーパーヘビーオンスのジーンズの色落ちの特徴とは?をご覧ください。
穿き込みデータ
- 穿き込み時間:840時間
- 洗濯回数:8回
- 洗濯方法:すべて洗剤あり、表向きのまま洗濯機で
それでは、21オンスと14オンスの色落ちの違いに注目して見ていきましょう。
全体
吊るして撮影しているので、重さの違いで21オンス側に傾いています。
”意識して見れば”、左右の違いがはっきり分かります。
でも、今だに、気がついて指摘した人はいません。
最初に「このジーンズ・・・?」と声をかけてくれるのは、どんな人なのか。楽しみです。
バック
お尻
生地の青さ自体には、大きな違いがないので、一見普通のジーンズです。
しかし、ヨーク部分に注目すると確かな違いが。
左身の14オンスの方が、パッカリングのアタリがキレイに出だしています。
ヒザ裏
あからさまに違いが出ています。
21オンス
ざっくり癖のついたシワ。
生地が硬いため、擦れに対して強く抵抗して、白地が出てくるのが早いです。
14オンス
細かく入った皺。
摩擦の力を逃がすため、まだまだ白地が出てきません。
普通ヒザ裏ってこんなもんですよね。
21オンスが異常。
かかと付近
白地の幅に注目。
21オンス
白地の幅が広い。
生地が厚く、コシがある為、膨らむように癖がつくのが原因でしょう。
14オンス
白地の幅が狭い。
生地が薄く、しなやかなため、折れるように癖がつくのが原因でしょう。
フロント
上記と傾向が同じ。
コシ周辺
モモ周辺
ヒザ周辺
スネ周辺
クローズアップ
ベルトループ、バックヨーク
ベルトループは、21オンスの方が中央のポッコリ感が強い。
バックヨークのパッカリングは、14オンスの方がキレイに出ています。
右が21オンス、左が14オンス
バックポケット
14オンス
ダメージ小。
パッカリングも出ています。
14オンスの方が、縫製糸が沈み込むのかもしれません。
スソ
ヒザ下付近のミミのアタリ
どちらが好み?
だいぶ違いが出てきましたね。
穿き込むにつれて、まだまだ新たな違いが出てきそうです。
楽しみ、楽しみ!
皆さんは、どちらの色落ちが好みでしょうか?