このジーンズは、千葉県のデニムリペア屋さん「YM Factory」さんからお借りして撮影したものです。
ダルチザンのジーンズで、モデル名は思い出せません。
作りが変わっていて、Levi’sの仕様とLeeの仕様が混ざっています。
生地も右綾と左綾両方を使っています。
それでは、写真を中心に見ていきましょう。
写真
左に付いたバックポケットと革パッチはリータイプ。右はリーバイスタイプ。
ハチノスがしっかり出ていますね。
さて、右脚と左脚。どちらが右綾でどちらが左綾でしょう?
ちなみに、どちらの脚もねじれが少ないので、キバタのデニムではなさそうです。
リーバイスタイプの革パッチ、バックポケット、ピスネーム(タブ)
バックポケットの内側には、色落ちから察するに、当て布がしてありそうです。
リータイプのバックポケット、ピスネーム(タブ)、革パッチ。
こちらも当て布が。
右脚のヒザ裏と踵付近。右綾?左綾?
左脚のヒザ裏と踵付近。右綾?左綾?
前コシ周り。
左右のコインポケットの違いに注目。
リータイプのコインポケット。
強く出たヒゲ。
ヒザの色抜けもいいですね。
左脚のスネ付近。
スソの色落ちは、いかにもシングルステッチっぽいです。
右コシからスソにかけて。
右綾?左綾?
リーバイスタイプの革パッチ。
リーバイスタイプのピスネーム(タブ)。
リーバイスはバックポケットの左側にネーム付きますが、これは右側です。
この写真でハッキリしますが、バックポケットの生地は右綾、身頃は左綾です。
バックポケットには、内側の当て布のアタリが付いています。
リータイプの革パッチ。縫い付け方もです。
ピスネームはこの位置。
生地に注目すると、バックポケットは左綾、身頃は右綾です。
当て布のアタリが付いたバックポケット。
ベルトループの雰囲気のあるダメージ。
リータイプのコインポケット。
左綾ですね。
リーバイスタイプのコインポケット。
こちらは右綾ですね。
打ち抜きリベット。
これが左綾の生地です。綾目が左上に向かっていきます。
これが右綾の生地です。綾目が右上の向かっていきます。
美しすぎる景色。
ヒザが抜けて、色も抜けています。堪りません。
シングルステッチで幅広のスソ上げ。
ダルチオリジナルボタン。
月桂樹ボタン。
最後に
こういう変わったジーンズをメーカー規模でやってしまうのは、ダルチザンらしいですね。
とても見ていて楽しいジーンズでした。
穿き込んだ人は、もっと楽しかったんでしょうね。
皆さん、左綾と右綾の色落ちの違いは、どのように感じましたか?
最後になりましたが、YM Factoryの三浦さん、ジーンズの提供ありがとうございました!
参考リンク
YM Factoryさんのブログはこちらです。
最近、ジーンズのリリースもしているようなので、チェックしてみては!
YMFACTORYのブログ