先日、ジーンズをまるまる1本自分で縫ったので、その時の様子をご紹介します。
作業に夢中(必死)になっていて、撮れた写真が中途半端です。
分かりにくいとは思いますが、雰囲気だけでも・・・。
私は、ジーンズの作り方を知りません。
今回、先生役をお願いしたのは「ジーンズリペア&リメイク hands-on」の店主で職人の山口さん。
ジーンズの作り方はいろいろあるそうですが、山口さん流で1本仕上げてきました。
それでは、写真で流れを見ていきましょう!
裁断
デニムに型紙を置いて、それに沿って線を引く。
ポケットの袋布にも。
切り出した各パーツ。
バックポケット作り
ポケット口にアイロンをかけて、三つ折りのクセ付け。
切れ込みを入れて、後で隠しリベットを打つ生地を出しておきます。
折り方などは、ジーンズによって様々。今回は、参考にしたリーバイス501XX(ヴィンテージ)にならって。
ポケット口を縫う。
身頃とバックポケットの合体
このミシンでカン止め(バータック)します。
バックポケットを裏返した状態で身頃に置いて、カン止めをダダダ~ッ。
そして、この出しておいた生地に隠しリベットを打ちます。
打った後に、裏返しだったバックポケットを表に倒すとこんな感じ。
ここまでいったら、あとは外周をグルリと縫ってバックポケット完成!
フロントポケット作り
コインポケットを袋布に縫いつけたものを
身頃と合わせる。
(後で表に返してダブルステッチ。)
裏返しの状態で袋状にして
ひっくり返して縁をキレイに縫って仕上げ。
フロントポケット完成。
ボタンフライ部分
左身頃の三巻
ここにボタンホールの開いたパーツが重なります。
ボタンホールを開けるミシンはハンズオンさんにないので、あらかじめ児島の工場で開けてもらいました。
フロントボタンが付くパーツ。
左右の前身頃の合体
後身頃左右の合体
この工程は、かなり苦戦して何度もやり直しました。
縫う→仕上がり確認→下手くそ→解く→縫う→確認→解く・・・。
夢中の作業で写真撮影を忘れてました。
前身頃、後身頃の完成
残りの工程
この後は、インシーム(内股)合わせ→アウトシーム(外脇)合わせ
そして、ウエストの帯付け。
この際には、ベルトループを一緒に縫いつけ。
ベルトループも事前に児島の工場で作ってもらいました。
最後にベルトループなどをカン止めして、リベット・ボタン打ち。
こうして、ようやく完成です!
今回の先生役の山口さん。
記念に、ジーンズと一緒に写真を撮らせてもらいました。
山口さん
ジーンズ作りのご指導、2日間で縫いきる為のスムーズな段取り・進行、ありがとうございました!
最後に
ジーンズを好きになればなるほど、もっとジーンズについて知りたくなる。
そうなると、細かい部分に踏み込んでいくことになります。
生地について知りたければ、織り、糸、綿・・・。
縫製について知りたければ、縫製糸、工程、ミシン・・・。
今回は、「実際に自分で縫ってしまう」というアプローチで、ジーンズへの理解を深めることができました。
denimbaをご覧の皆さんが、ジーンズに関してどこまで興味があるのか分かりませんが、私自身がきちんと理解したうえで、ジーンズの魅力を発信していけるようにしたいです。
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